2022年11月30日水曜日

ハチノスタケ などなど

 昨日の暖かい雨から一転して、冷たい風が吹きつけています

それでも、雨の恩恵を受けたきのこが出ていました


多くの枯れ枝は、昨日の雨に濡れて黒くなっています

モノクロの林の中に、ひときわ目立つこの色

ハチノスタケです

春先によく見るきのこですが、今シーズン初のお目見えです



ほんとうは、こっちをタイトルにしたかったのですが

あまりにも白いので、ほんとうにマツカサキノコモドキ?

ちょっと自信がなかったので、タイトルにしませんでした

いずれにしても、初めて見るきのこです



さて、これは何でしょう?

シワタケの仲間?

わからないのですが、あちこちから色のついた汁が出ているきのこです

このままだと、汁がわかりませんが、拡大すると赤っぽい汁が見えます



残りは材から出ている小形のきのこです

傘の色が、とても優しい感じの色で、かわいい感じです

上のきのこと同じ材から出ています

パッと見、クヌギタケ属かと思ったのですが

今、画像を確認すると、ちょっと違いますね

2022年11月28日月曜日

ヒラタケ など

 朝の散歩も、同じところを通るのは、おおむね一週間に一回

一週間たつと、前週とは少しだけ違った風景に出会います

先週通ったときは、まったく気配がなかったのに

今日は立派なヒラタケが出ていました

このコナラはまだ生きているのですが、下の方の樹皮がやや腐朽しています

これは食べないわけにはいかないでしょう



ヒナノチャワンタケの仲間なのか?ペラペラの小さなきのこです

このたぐいは、先のヒラタケと違って

樹皮が残っている材からは出てきません

樹皮が剥がれ、心材だけになったところに出てきます



かなり腐朽した材の割れ目の中にきのこが出ていました

なんと無様な姿でしょう

かわいそうなほど、みじめです

出てみたものの、水分が足りなかったのでしょうか?

2022年11月27日日曜日

ウラベニガサ属 などなど

 ぽて、ぽて、ぽとん

たまに頭にこつん

ちょっと風が吹くと、どんぐりが降ってきます

秋も終わりなんですね

というわけで、今日のきのこの最初は、ウラベニガサ属

小さいのですが、濃い色の傘が存在感を引き立てています

この出かた、いいですね

柄もまっすぐ伸びて、材のてっぺんからじゃないのが、またいいです


また新たに、ヌメリスギタケのたぐいが出ている場所を見つけました

上二つは、傘が痛んでいて、下のはだいぶ濃い色になっています

狭いところに挟まって、窮屈そうですが、木の幹に守られて安全地帯です


さて、わからないきのこです

子実層面は、針状に見えます

見た感じ、アンズタケ目と予想したのですが、潔くあきらめます


わからないついでに、もう一つ

遠くから見たときは、同じたぐいかと思ったのですが

こちらはちゃんとヒダになっています

今、林床が適度に湿っていて、寒さに負けず、ちょっとだけきのこが出ています

2022年11月25日金曜日

ホコリタケ などなど

 今日は、普段きのこが少ないルートを歩いたんですが

11月初の”つ”抜けでした

なぜかこの寒いのにホコリタケが2個も並んで出ています

10月に出ていたホコリタケは、黒くなって、叩くと胞子が出てきます

これが胞子を飛ばす頃は、霜が降りているかもしれません


これも一体なんだ?という状態です

ヒメツチグリ属のなにものかなんでしょうけど、材から出ています

それも、2個も並んで出ています

ここまでグズグズになった材は、土と変わらないんでしょうか?


普通は、こういった落ち葉の積もった地面から出ているはずなんですけど

これも、ヒメツチグリ属のなにものかでしょうね


去年もそうでしたが、12月の声を聞くころ出てくるフウセンタケ属です

名前はしりませんが、胞子が鉄錆色をしているようです

去年は、このあたりに山のように出ていたのですが

今年はちらほらといった感じです


木の又になっている部分から、1本だけ傘がぬめったきのこが出ていました

下の枝は死んでいますが、上の方の枝はまだ生きています

傘にササクレみたいなのが見えるので、スギタケ属かもしれませんね


写真を撮った時は、ニガクリタケのように見えていたんですが

今見ると、きれいなレモン色ですね

先週は白茶けていたオレンジガサに似たきのこも

今日は、濃いオレンジ色です


2022年11月24日木曜日

アラゲキクラゲ などなど

 昨日は雷も鳴って、今日のきのこをおおいに期待したのですが

歩くコースにもよるのか、それほどでもありませんでした

その中で、絶大なる効果があったのが、アラゲキクラゲです

これまで、乾ききってセルロイドのようになっていたアラゲキクラゲ

水分を十分に吸って、柔らかいきのこに変身できました

まだ小さいので、大きくなるまでもう少し待とうと思います

もちろん、食するために


ヒラタケもいい感じのやつが出てきました

まだ手のひらサイズなので、これももう少し待たなければと思っています

このヒラタケは、全然汚れてなくて、きれいです


最後はなんだかわからないきのこです

決して大形ではありませんが、写真で見る感じより大きいです

柄に透明感があり、コキララタケに似た感じのきのこです

さて、何でしょう?

2022年11月22日火曜日

ハナビラニカワタケ など

 このブログを開設して一年になります

一年で319回、記事をアップしました

50日弱は、雨天だったり、写真を撮りたいきのこがなかったりした日です

さて、今日のきのこですが、雨の恩恵が続いているようです


ハナビラニカワタケです

前回のハナビラニカワタケは、お吸物にして食したのですが

今日のは、ちょっと小さかったので、そのまま残してきました

一人分といったところでしょうか


ここのところ、ウラベニガサ属が好調です

腐朽材の割れたところから、まっすぐに出ています

どうもウラベニガサ属は、材の脇の方から出て、90度曲がって伸びてくるものが多い気がします


これも材から出ていて、ひだの色合いから

もしかしたらウラベニガサ属かもしれません

明日はまた雨予報なので、明後日は期待できるかもしれません

2022年11月21日月曜日

ヒナノチャワンタケ など

 深夜から明け方にかけて、まとまった雨が降りました

林の中を歩いていくと、枝先からポツポツ水滴が落ちてきます

彼方に臨む白山だと思っている山も、山頂から少し下まで白く染まりました


雨のおかげで、ヒナノチャワンタケの仲間もいきなり出てきました

材もよく湿っています


雨のせいかどうかわかりませんが、ウラベニガサ属も出ています

上に太い枯れ枝があって、窮屈そうです

この時期にしては、去年よりウラベニガサ属が多く出ているような気がします


最後はなんだかわからないきのこ

柄が写っていませんが、触ると傘が取れてしまいそうだったので

そのまま撮りました

2022年11月20日日曜日

ロクショウグサレキン など

 予報ほど雨が降っていません

朝、散歩に行くのをやめようかと思いましたが、8時過ぎに出かけてみました

せっかく出かけたのに、写真を撮るようなきのこには出会えません

今日の2点は、前の冬に拾ってきた材を、最近水に漬けたところ

見事にきのこが出てきたものです


ロクショウグサレキンの仲間です

まだ出始めで、子実体も小さな椀の形をしています

聞いたところによると、材の中で何十年も生きることがあるそうで

この材も、一年間あまり世話をしていなかったのに、ちゃんと出てくれました


水に漬けた材は、何本かあって、この材からはアカキクラゲ目と思われる

黄色い小さな粒が出てきました

拾ってきたのがだいぶ前なので、こんなのだったか記憶にないのですが

これが出てきたので、これだったんでしょうね

ちなみに、ヒナノチャワンタケの仲間が出ていた材は、まだ変化がありません

2022年11月19日土曜日

ヒラタケ などなど

 朝、散歩に出かける時は寒いので、上着を着て出かけます

しかし、帰りには暑くなって、脱ぎたくなります

この時間帯は、朝日に照らされて、気温も上昇してくるので

帰り道は、ホカホカ感を存分に味わえます

珍しく食べごろのヒラタケがありました

ここのところ、古びていたり、乾燥してカチカチだったりだったので

うれしい限りです

素朴な疑問で、傘が白い(ウスヒラタケとは違う)ヒラタケと、灰色のヒラタケは、違いがあるのか、わかりません?

カンタケというのは、ヒラタケのことだと思っていたのですが

”日本産きのこ目録”を見ると、

ヒラタケ:Pleurotus ostreatus (Jacq.)  P. Kumm.

カンタケ:Pleurotus spodoleucus (Fr.) Quél.

と、違う学名がついています

今度、くわしい人に聞いてみることにします


写真を撮った時は、ウラベニガサ属だと思っていましたが

ちょっと自信がなくなってきました

でも、きっとそうなんだろうと思うことにしました

空気が乾いている割に、傘がツヤツヤしています


寒くなると、どうもきのこがモノクロなので、色物をアップしておきます

このヒイロタケも、いつまで赤い色が残っているでしょうか?

まだ、鮮やかですが、しまいにしらっちゃけてしまいますね

2022年11月18日金曜日

赤いきのこ、白いきのこ

 今朝は今年最低の4度台まで気温が下がりました

そろそろ、霜対策をしないといけないかもしれませんね

さて、今日のきのこは、小さくてわからないものばかりです

まずは赤いきのこから

いつもは、右の方に1本見えるような濃いオレンジ色なんですけど

今日は黄土色っぽい、薄い色をしています

アカヤマタケ属だと思うのですが、どうしたんでしょう


柄と傘の中心がかなり赤く見える、とても小さなきのこです

付近を見ましたが、これ1本だけでした


次は白いきのこです

ちょっと古びていますが、ひだは鉄さび色をしています


上のきのこよりさらに白いきのこです

傘に白が浮き出ているようで、小さいながらきれいに見えます

実際は、そんなにきれいじゃないんですけどね


2022年11月16日水曜日

アキノキリンソウ など

 毎日の散歩コースは、あまり花が見られない場所なのですが

開けた場所で、時々花が咲いています

何本も出ていないのですが、アキノキリンソウが絶好調です

アキノキリンソウは、セイタカアワダチソウとは違います

セイタカアワダチソウも今が花盛りですが・・・


それでもって、きのこなんですけど

なんだかわからないきのこです

材から出ていて、傘は白っぽく、中央が赤みがかっています

柄はざらついていて、スギタケ属の柄に似ています

2022年11月15日火曜日

キノコダマシ など

 ”キノコダマシ”なんていう名前のきのこはないのですが

紛らわしいものもあります

朝の暗い林の中で、老眼乱視の私には、見たこともないヒトヨタケの仲間が出ているように見えてしまいました

「おお~、これはすごい!」と内心思っていたのですが

画像をよく見ると、なんか変?

もしかしてサイハイランのたぐいでしょうか

全然きのこではありませんでした


今日のきのこは、これだけです

なんだかわかりませんが、きのこの後ろに、真っ白に菌糸が蔓延っています

2022年11月14日月曜日

スッポンタケ などなど

 本当は明日だったんですが、昨日の雨でもしかしたらと思い

スッポンタケの場所を見に行きました

大正解!

スッポンタケがみごとにニョッキとなっていました

それにしても、臭い

試しに触ってみたところ、激しく手が臭い

後悔しきり、触るんじゃなかった


雨に刺激されて、そのほかにもきのこが出ています

2か所で、テングタケ属を見付けました

ドクツルタケに似ていますが、なんだかひ弱な感じです

これもひ弱な感じですが、傘につぼの破片が載っていて、柄もささくれた感じです


花だと”狂い咲き”というのがありますが

きのこは何と言うんでしょう?

傘にぬめりがあるイグチ類です

この場所では、名前はわかりませんが、梅雨前にたくさん出てきます


私の分類でいうところの”よくあるきのこ”も出ていました

モリノカレバタケ属なのかもしれないと、心の中で勝手に思ったのですが

本当は、なんだかわかりません

2022年11月13日日曜日

スギタケ属

 朝は曇っていましたが、今は雨が降っています

曇りの日の朝、林のなかは真っ暗です

11月7日にアップした、傘にぬめりのあるスギタケ属

6日たった今日、傘は開ききっていますが、まだ残っていました

あの時は、小さいきのこだったのですが、それなりに立派なきのこになっていました

柄もちょっとぬめっている感じですが、ヌメリスギタケかどうかはわかりません

以前、きのこの研究者から「スギタケ属は身近ですが、あまり整理されていない分類群です」とうかがっていたので、食べないことにしました

2022年11月12日土曜日

黄色っぽいきのこ など

 名前がわかったところで、どうってことないんですけど

それでも知りたくなるのが、人のさが

でも、今日のきのこは、どれもまったく名前がわからないきのこばかり

その中で、一番かわいらしいのがこれ

小さいきのこですが、傘の縁が白くて、きれいです


これはそんなに可愛く見えないきのこです

ナヨタケの仲間でしょうか?

左側の材から出ています


そして、全然美しくないきのこ

アセタケの仲間のような気がしますが、どうでしょう?

ヌメリニガイグチ? など

  ちょっと、肌寒かったですね そんな中、今日も新顔の登場です ここの林では、イグチ類のトップを切るのが、このヌメリニガイグチです とは言っても、例年は6月中旬に出てくるので、かなり早いです 風が強いせいか、傘のヌメリ感が失われてきています それでも、美しいきのこだと思います 今...