2022年11月27日日曜日

ウラベニガサ属 などなど

 ぽて、ぽて、ぽとん

たまに頭にこつん

ちょっと風が吹くと、どんぐりが降ってきます

秋も終わりなんですね

というわけで、今日のきのこの最初は、ウラベニガサ属

小さいのですが、濃い色の傘が存在感を引き立てています

この出かた、いいですね

柄もまっすぐ伸びて、材のてっぺんからじゃないのが、またいいです


また新たに、ヌメリスギタケのたぐいが出ている場所を見つけました

上二つは、傘が痛んでいて、下のはだいぶ濃い色になっています

狭いところに挟まって、窮屈そうですが、木の幹に守られて安全地帯です


さて、わからないきのこです

子実層面は、針状に見えます

見た感じ、アンズタケ目と予想したのですが、潔くあきらめます


わからないついでに、もう一つ

遠くから見たときは、同じたぐいかと思ったのですが

こちらはちゃんとヒダになっています

今、林床が適度に湿っていて、寒さに負けず、ちょっとだけきのこが出ています

2022年11月25日金曜日

ホコリタケ などなど

 今日は、普段きのこが少ないルートを歩いたんですが

11月初の”つ”抜けでした

なぜかこの寒いのにホコリタケが2個も並んで出ています

10月に出ていたホコリタケは、黒くなって、叩くと胞子が出てきます

これが胞子を飛ばす頃は、霜が降りているかもしれません


これも一体なんだ?という状態です

ヒメツチグリ属のなにものかなんでしょうけど、材から出ています

それも、2個も並んで出ています

ここまでグズグズになった材は、土と変わらないんでしょうか?


普通は、こういった落ち葉の積もった地面から出ているはずなんですけど

これも、ヒメツチグリ属のなにものかでしょうね


去年もそうでしたが、12月の声を聞くころ出てくるフウセンタケ属です

名前はしりませんが、胞子が鉄錆色をしているようです

去年は、このあたりに山のように出ていたのですが

今年はちらほらといった感じです


木の又になっている部分から、1本だけ傘がぬめったきのこが出ていました

下の枝は死んでいますが、上の方の枝はまだ生きています

傘にササクレみたいなのが見えるので、スギタケ属かもしれませんね


写真を撮った時は、ニガクリタケのように見えていたんですが

今見ると、きれいなレモン色ですね

先週は白茶けていたオレンジガサに似たきのこも

今日は、濃いオレンジ色です


2022年11月24日木曜日

アラゲキクラゲ などなど

 昨日は雷も鳴って、今日のきのこをおおいに期待したのですが

歩くコースにもよるのか、それほどでもありませんでした

その中で、絶大なる効果があったのが、アラゲキクラゲです

これまで、乾ききってセルロイドのようになっていたアラゲキクラゲ

水分を十分に吸って、柔らかいきのこに変身できました

まだ小さいので、大きくなるまでもう少し待とうと思います

もちろん、食するために


ヒラタケもいい感じのやつが出てきました

まだ手のひらサイズなので、これももう少し待たなければと思っています

このヒラタケは、全然汚れてなくて、きれいです


最後はなんだかわからないきのこです

決して大形ではありませんが、写真で見る感じより大きいです

柄に透明感があり、コキララタケに似た感じのきのこです

さて、何でしょう?

2022年11月22日火曜日

ハナビラニカワタケ など

 このブログを開設して一年になります

一年で319回、記事をアップしました

50日弱は、雨天だったり、写真を撮りたいきのこがなかったりした日です

さて、今日のきのこですが、雨の恩恵が続いているようです


ハナビラニカワタケです

前回のハナビラニカワタケは、お吸物にして食したのですが

今日のは、ちょっと小さかったので、そのまま残してきました

一人分といったところでしょうか


ここのところ、ウラベニガサ属が好調です

腐朽材の割れたところから、まっすぐに出ています

どうもウラベニガサ属は、材の脇の方から出て、90度曲がって伸びてくるものが多い気がします


これも材から出ていて、ひだの色合いから

もしかしたらウラベニガサ属かもしれません

明日はまた雨予報なので、明後日は期待できるかもしれません

2022年11月21日月曜日

ヒナノチャワンタケ など

 深夜から明け方にかけて、まとまった雨が降りました

林の中を歩いていくと、枝先からポツポツ水滴が落ちてきます

彼方に臨む白山だと思っている山も、山頂から少し下まで白く染まりました


雨のおかげで、ヒナノチャワンタケの仲間もいきなり出てきました

材もよく湿っています


雨のせいかどうかわかりませんが、ウラベニガサ属も出ています

上に太い枯れ枝があって、窮屈そうです

この時期にしては、去年よりウラベニガサ属が多く出ているような気がします


最後はなんだかわからないきのこ

柄が写っていませんが、触ると傘が取れてしまいそうだったので

そのまま撮りました

2022年11月20日日曜日

ロクショウグサレキン など

 予報ほど雨が降っていません

朝、散歩に行くのをやめようかと思いましたが、8時過ぎに出かけてみました

せっかく出かけたのに、写真を撮るようなきのこには出会えません

今日の2点は、前の冬に拾ってきた材を、最近水に漬けたところ

見事にきのこが出てきたものです


ロクショウグサレキンの仲間です

まだ出始めで、子実体も小さな椀の形をしています

聞いたところによると、材の中で何十年も生きることがあるそうで

この材も、一年間あまり世話をしていなかったのに、ちゃんと出てくれました


水に漬けた材は、何本かあって、この材からはアカキクラゲ目と思われる

黄色い小さな粒が出てきました

拾ってきたのがだいぶ前なので、こんなのだったか記憶にないのですが

これが出てきたので、これだったんでしょうね

ちなみに、ヒナノチャワンタケの仲間が出ていた材は、まだ変化がありません

2022年11月19日土曜日

ヒラタケ などなど

 朝、散歩に出かける時は寒いので、上着を着て出かけます

しかし、帰りには暑くなって、脱ぎたくなります

この時間帯は、朝日に照らされて、気温も上昇してくるので

帰り道は、ホカホカ感を存分に味わえます

珍しく食べごろのヒラタケがありました

ここのところ、古びていたり、乾燥してカチカチだったりだったので

うれしい限りです

素朴な疑問で、傘が白い(ウスヒラタケとは違う)ヒラタケと、灰色のヒラタケは、違いがあるのか、わかりません?

カンタケというのは、ヒラタケのことだと思っていたのですが

”日本産きのこ目録”を見ると、

ヒラタケ:Pleurotus ostreatus (Jacq.)  P. Kumm.

カンタケ:Pleurotus spodoleucus (Fr.) Quél.

と、違う学名がついています

今度、くわしい人に聞いてみることにします


写真を撮った時は、ウラベニガサ属だと思っていましたが

ちょっと自信がなくなってきました

でも、きっとそうなんだろうと思うことにしました

空気が乾いている割に、傘がツヤツヤしています


寒くなると、どうもきのこがモノクロなので、色物をアップしておきます

このヒイロタケも、いつまで赤い色が残っているでしょうか?

まだ、鮮やかですが、しまいにしらっちゃけてしまいますね

硬くてペラペラなきのこ

  なんだちっときのこが出てきません まるで、2月頃の雰囲気です 例年、11月は少ないながらも、ゼロという日は、ほとんどありません 今日も、軟らかいきのこは皆無 せっかくの機会なので、硬いきのこの写真を撮りました Trichaptum biforme (Fr.) Ryvarden...